公開日:9月24日
ごきげんよう。
本学園ではICTを活用し、生徒一人一人の状況をみながら授業が進んでいます。クラスにいながら個別指導のような授業を実現しているのは、iPadとクラウドの利点を活かした授業が行われているからです。
コロナ禍により登校できなかった2月〜5月の約3ヶ月間、瀧野川女子学園ではオンラインで通常時間割通りに双方向型の授業が行われました。結果として、授業の遅れが発生することなく、夏休みも短縮することなく迎えることができました。
まだコロナ収束の目処もたたず、冬に向けて感染症流行の不安もあるかと思います。自然災害等も含め、生徒の安全を第一に考え、今後も緊急事態時にはオンラインで授業に取り組める態勢が整っています。
なぜ、通常時間割通りに双方向型のオンライン授業を行うことができたのか。
2010年より教育のICT化に取り組み、2016年には全教員・全生徒一人1台持つiPad ProとApplePencilを使って全校全授業で授業が始まりました。そして2019年には全普通教室を「黒板の無い教室」に変え、さらにICT化を進化させたのです。
本校の授業では、印刷した紙のプリントは使用しません。データのまま生徒に共有し、データのまま生徒は直接ApplePencilを使ってiPad上に記入していきます。そしてiPadに記入する内容はクラウドを介し、教員・生徒間はもちろん、生徒同士でも共有することができるのです。
教員は机間巡視しながら生徒の手元を覗く必要はなくなり、教員の手元のiPadから生徒一人一人のページを見ることができるのです。このように、普段の授業からクラウドを介したリアルタイムでの双方向型の授業を行なっていることで、コロナ禍でのオンライン授業でも、自宅にいながらリアルタイムに教員と生徒とのやりとりがある、普段と変わらない授業を実施することができたのです。
実際にICTを活用した授業の様子について動画でご紹介しています。